2025.09.24
2025年度落花生作況調査及び需給懇談会が開催されました(9月16日)。
本年産国産落花生の生育状況を調査するとともに、国内外の落花生の需給状況について情報交換を行うことを目的として、例年、国内産落花生の収穫期前に開催される「落花生作況調査及び需給懇談会」が、9月16日(火)に千葉県下において開催されました。
当日は、50名を超える落花生関係者が参加し、まず、千葉県八街市にある千葉県農林総合研究センター落花生研究室を訪問し、圃場にて落花生研究室担当者から生育状況についての報告、生育状態の調査を行いました。
落花生研究室からの報告によれば、
①本年は、播種期に当たる5月、6月が高温傾向で推移したため、各品種の出芽は良好であり、その後の開花期も平年より早まった、
②9月1日の調査によれば、5月20日播種の標播では、上莢数は「千葉半立」が平年並み、その他の品種(ナカテユタカ、Qなっつ、おおまさりネオ)は平年より少なかったが、乾燥莢実重はいずれの品種でもやや重かった、
③6月9日播種の晩播では、上莢数は「おおまさりネオ」が少なく、その他の品種(千葉半立、ナカテユタカ、Qなっつ)が平年並みであり、乾燥莢実重は4品目全てで平年よりかなり重かった、
とのことでした。
その後、成田市内の会場に移動し、①農林水産省穀物課から、落花生を巡る現状・課題等に関する情報を提供いただくとともに、②茨城県、千葉県及び神奈川県から各県における落花生の生育状況の報告、③(一社)日本ピーナッツ協会から、ピーナッツの市場動向、需要予測、④落花生輸入商社協議会から外国産落花生の作況、需給見込み等に関する報告と意見交換を行い、日程を終了しました。