一般財団法人 全国落花生協会

2024.02.07

福岡 愛宕神社の大節分祭に落花生を奉納させていただきました

福岡市の西に位置する小高い愛宕山頂に鎮座する「愛宕神社」。十二代景行天皇の時代、紀元後72年に創建された、由緒ある神社です。東京、京都に並ぶ三大愛宕としても知られ、福岡市民の信仰を集めており、新春初詣には50万人が訪れます。

毎年節分の日に行われる愛宕神社の「大節分祭」では、厄除けと開運などを祈る神事「幸せ星祭り」が行われ、そのあと「豆まき」が行われます。愛宕神社の福豆は大豆と落花生。今年、全国落花生協会では、(一社)日本ピーナッツ協会と福岡県大牟田市の(株)いなだ豆様と連名で福豆用の落花生を奉納させていただきました。
福豆は、お祓いをした大豆と落花生合わせて約2万袋が用意されます。落花生の福豆は煎り莢(いりざや)が5莢ずつ袋詰めされますが、金と銀に着色された落花生が入っている袋もあります。金は商売繁盛、銀は家内安全のご利益があるとされ、とても人気があります。(下写真:巫女さんが福豆の準備をする様子と袋詰めされた福豆。金銀の落花生は丁寧に色付けされ、心を込めて袋詰めしています)

今年の2月3日、節分の日は昼前から雨の予報だったにもかかわらず、大勢の人が詰めかけました。鬼のお面を付けてお父さんに肩車してもらっている子どもや親子三代で来ておられる家族もいて、小さな子どもからご高齢の方まで、幅広い年齢層の方が10時過ぎから集まり、大節分祭の始まりを待っていました。11時頃にまず幸せ星祭りが行われ、11時半頃から豆まきが始まりました。

本殿と社務所の前、そして社務所の屋上からまかれ、福豆とお菓子がまかれるたびに歓声が上がり、終わるころには境内は興奮した明るい雰囲気に満ち、皆笑顔になっていました。
「大節分祭でまく落花生は、皆様の幸せを祈りながら色付けし、袋詰めをしています。毎年、皆様には大変に喜んでいただいています」と宮司の千代和明さんがおっしゃっていました。