一般財団法人 全国落花生協会

2021.11.09

11月11日は「ピーナッツの日」です!

1が2つずつ並ぶ11月11日は、莢(さや)に2粒ずつ実が入っているピーナッツの日。
ちょうど収穫が終り、落花生の新豆が店頭に並ぶ時期でもあります。産地の販売店では、新豆を待ちわびたお客様からの注文の発送に追われています。
落花生の主産地である千葉県八街市を訪ねました。

 

八街市では、最も収穫の遅い「千葉半立(ちばはんだち)」の収穫が終盤を迎え、若い生産者さん、小山直樹さんの畑では「地干し」の作業が行われていました。まず、トラクターで地中の根を切ってから、地中に埋まっていた莢のほうを上にして乾燥させる工程を「地干し」といいます。株をまたいで1株ずつ抜き、逆さにして根を束ねていくのですが、「腰がつらそうですね」と問いかけると「本当にそうなんですよ」と小山さん。
小山さんは、落花生では「千葉半立」と大粒品種の「おおまさり」をつくっています。三代目の生産者ですが、お父さんの代でやめてしまった落花生栽培を「八街の名産だからつくり続けたい」と復活させました。
小山さんの「千葉半立」は、この状態で1週間ほど乾燥させ、その後、「ボッチ」と呼ばれる野積みが行われ、12月初旬~中旬に問屋さんに渡され、製品化されます。

 

落花生製品の卸・小売を行っている八街の(有)フクヤ商店さんでは、落花生の製品化が佳境を迎えていました。葉や茎を取り除いたあと、水洗・乾燥・選別し、製品化します。うかがったときは煎り豆をつくっていました。焙煎機から香ばしい香りが漂い、職人さんが状態を見極めながら煎り上げ、両手でていねいに広げて冷まします。煎りたてを試食させていただきましたが、温かい豆は野菜のような印象で、まさに旬を感じました。

落花生の煎り莢、煎り豆は保存性の高い食品ですが、他の農産物と同じく、新物は味わいが軽やかで初々しい風味があります。この時期の落花生、ぜひ味わってみてください。

あなたが節分にまくのは大豆ですか? 落花生ですか? どちらの豆をまくか、アンケートでお聞かせください。
アンケートにお答えいただいた方の中から、抽選で50名に、令和3年産落花生「Qなっつ」90g入りを2袋プレゼントします。当選者の方には、節分に間に合うようにお送りいたします。甘みが強くおいしい「Qなっつ」で来年の鬼やらいを楽しくお過ごしください。

アンケート実施期間:2021年12月中旬頃~2022年1月20日頃を予定。
実施方法:この「ピーナッツの日」サイトのwebアンケート。News&Eventの「節分アンケート」開始記事からアンケートフォームでご回答ください。
当選発表:2022年1月25日前後に行う当選品の発送をもって発表に代えさせていただきます。発送完了の報告はNews&Eventで行います。